獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~









――その日の夜。



俺は自分の部屋で宿題をしていた。




算数のプリント一枚。


基本的な問題から応用を含んだ問題まで、全部で50問。




俺はまだ半分しか解いていなかった。









『――ちょっと、これは何!?』









突然、俺の部屋にまで響いてきたお母さんの怒鳴り声。



お母さんがそこまで怒鳴るくらいのことなんて今までなかったから、俺は思わず持っていたシャーペンを落としてしまった。





ど、どうしたんだろう。



俺は心配になって、自分の部屋を出て、声のしたリビングを覗いた。





リビングからはテレビの音も音楽も聞こえてこなくて、お父さんとお母さんの気まずい沈黙だけが流れていた。