獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~







当時の俺は、よく笑う子だった。


楽しいことや面白いことがあるとよく笑い、素直で純粋だった。








『それじゃあ、行ってくる』



ある日の朝。


その日、一番早く家を出たのはお父さんだった。




なんでも、大学で朝から講義があるんだとか。






『行ってらっしゃい、あなた』



お母さんはお父さんの頬にキスをして、お父さんを送った。






俺が見てる前でもそういうことを平気でやるから、少し恥ずかしくなる。


でも、ラブラブな二人に、微笑ましくもなった。









……けれど、二人のそんな姿を見たのは


これで最後になったんだ。