獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~







どうしてそんな瞳をするの?





千間さんの瞳は、私を捉えてはいなかった。


派手な女の子たちが逃げていった先を、見ているかのようで……。







「帰ろうぜー」



瀬戸川さんが玄関の方に歩きながら、そう言った。




皆はその言葉に頷きながら、歩いていく。







千間さんと私を除いて。







「瑛士ー、雫ちゃんー!何してるの、行くよ~!」


郁人くんが、私たちが歩いていないことに気がつき、声をかける。




「あ、先行ってて!すぐ追いつくから」


「わかった~。けど、遅くならないでねぇ」






そして、私と千間さん、二人きりになった。