「本当によかったのか?」
私のところに来た藍島さんが、心配そうに聞いてきた。
私はその言葉を聞いて、目を細めて笑う。
「藍島さんたち神雷があの子たちを怒ったら、あの子たちの心がダメになっちゃうから。……いいの、これで」
私のようになってほしくない。
大切な人が自分を傷つけるような言葉なんて、聞きたくない。
聞いたときの衝撃を、私のように味わってほしくない。
私の心のように、真っ黒な闇を持たないでほしい。
光溢れる、純粋な心でいてほしい。
私の勝手なわがままかもしれないけど、私はそう思うんだ。
私のように、暗い過去を背負ってほしくないもん。



