職員室へ行き、担当の先生にノートを急いで提出した。
よし、これであとは玄関に行くだけ。
「――素野雫さん、だよね?」
「え?」
突然名前を呼ばれて、私は声のした方へと顔を向ける。
……誰?
声のした方の後ろを見ると、知らない女の子が五人以上いた。
「そ、そうですけど……」
知らない子なのに、どうして私の名前を知っているんだろう。
「ちょっといい?」
冷たい声でそう言った、知らない女の子の集団の真ん中にいる女の子。
その子は、くるくる巻いた派手な髪やビビットカラーのネイル、盛っているメイク……とにかく派手な女の子。



