獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~






瀬戸川さんは、自分で赤点だと思っているのか、もうどうでもいいやという雰囲気を出している。



ほかの人は余裕そうなんだけど……。








「――し、雫ちゃん!!」



最初に返されたのは、数学だった。



郁人くんがテストを持って、私のところに来た。






「見てみて!赤点まぬがれたよぉ~!」



「すごい、郁人くん。おめでとう」






目をウルウルさせながら、「よかった」と本当に安心している郁人くん。


努力した結果だよ。








結果、郁人くんは赤点一個で済んだ。


瀬戸川さんは……うん、そっとしておいてあげよう。