獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~









だったら、私の曖昧なこの勘は、



もう少ししたら悪い事件が起こる、という悪い予感なのかもしれない。







「……雫ちゃん?」



「な、なんでもない!」





暗い雰囲気でボーッとしていた私の顔を覗き込むようにして、千間さんが心配そうに私を見ていた。



いけないいけない。


ボーッとするなんて。






「ブラックも、あれ以来何もしてこないから……少し平和ボケしてるのかも」






私は不器用な笑顔を見せながら、冗談ぽくそう言った。







このまま、平和な時間が続けばいいのに。


もう、誰かが傷つくところも、辛い思いをするのも、嫌なの……。