獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~






だから、彼らは私を疑っているんだ。


……いや、言い方が違うな。




彼らは、私の正体が知りたいんだろう。





私の情報があまりにも少なく、名字さえも知らない。


謎の多い私を、不審に思っているのだろう。







「こっちの世界は、危険だからね~」







新道寺さんは、私の髪をいじりながら、そんなこと思ってなさそうな少し高めの声で言う。



危険……か。





確かに、喧嘩ばかりで危険かもしれない。


時には、死と隣り合わせになる状況にだって、なるかもしれない。








「君のことを調べても、名前と生年月日と年齢くらいしか出ないんだ」