獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~







「雫ちゃんの騎士たちがいねぇみたいだけど……」




私の周りを見ながら、一之江先生が言う。





「女の子たちに捕まっちゃってて……」


「なるほどな」





一之江先生は「それは大変だ」と、そんなこと一ミリも思ってないみたいに、あははと笑いながら言った。



嬉色さんの「一之江先生はちゃらかった」という話を思い出した。






一之江先生にとって、女の子に囲まれるのは大変じゃないみたい。



チャラ男の面影が残ってる、っていうことかな。







「明後日からテストだけど、自信はどうだ?」



一之江先生は話を変えて、黒板を綺麗に消しながら聞いてきた。




「一応は……」




「そっか。明後日が楽しみだ」