獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~









「そろそろ行こっか。郁人がお菓子を待ってる」



「そうだね」







さっきの冷たさが、なくなった。


いつもの千間さんだ。






……でも、さっきのあの鷹のような瞳はなんだったんだろう。


冷たく鋭い、あの目つき。






私は気づいてしまったんだ。


千間さんのさっきの瞳の奥が、少しだけ揺れていたことに。





何かを恐れている?


……それは、千間さんの“傷”なの?






千間さんは、私を信じようとしてくれた。



人一倍、信頼という気持ちに敏感なのかもしれない。





その信頼が、“傷”と関係あるのかな?