いきなり藍島さんにそう尋ねられ、私は一瞬固まってしまう。
どこまでって……、どこまでだろう。
なんて言えばいいのかな?
「えっと……」
一応、神雷のことは知っている。
私の“過去”は、裏の世界に詳しかったから。
それに、博と一緒にいれば、嫌でも裏の世界の情報は身につく。
「ここに来るっていうことは、少なからずコッチと関わりがあるってことだからね」
小泉さんはさっきの穏やかな表情とは違い、真剣な顔つきだ。
女の子が裏の世界に来る。
きっとそれは、異例のことなんだろう。
彼らにとって、私は何も知らない弱い人間。
――本当は、逆なんだけど。



