そういえば……
「藍島さんはやらなくていいの?」
さっきから藍島さんは、コーヒーを飲みながら本を読んでいる。
すごく余裕がある。
勉強しなくても、余裕で満点狙える頭脳を持っているのかな?
「俺はいいんだよ。授業出てれば、全部覚えちまうからな」
……すごい。それはもう、才能と呼んでいいのでは?
なんという天才。
私もそんな記憶力欲しい。
「……なんだよ、ジッと見て。わかんねぇとこでもあんのか?」
無意識に凝視していた私の視線に気づいて、藍島さんは読んでいた本を閉じて、近くに来る。
うわわわ、近い近い!



