幹部室に入ると、少し空気が冷たく感じた。 「雫ちゃん、こっちこっち~」 「は、はい!」 新道寺さんに呼ばれて、私は彼が座っている赤いソファの隣に座る。 幹部室には、赤・白・黒のソファがテーブルの周りに置いてある。 「雫ちゃんの髪、綺麗だねぇ」 「え、そんなことないです」 胸元まである私の黒い髪。 髪をサラッと新道寺さんが触り、少しくすぐったくなる。 いきなり、照れる……。 特にケアとか何もしてないから、特別綺麗ってことないと思うんだけど。 「お前、神雷のことどこまで知ってる」