頭を上げてすぐ、頬に痛みが走った。 父さんにビンタされたんだ。 『爽平が起きたら、一番に謝るんだ。いいな』 『……っ、』 俺は赤くなった頬を抑えながら、何度も頷いた。 母さんはそんな俺の頭を、優しく撫でてくれた。 『爽平が元気になったら、また遊んでやれ』 『う、ん……っ!』 父さんと母さんは、温かくて優しい人だった。 だから余計に、泣けてきた。 この罪を背負って生きていこう。 そう決心してまもなくだった。