バイクに引きずられ、背中や腕や足をところどころ折ってしまったんだ。
俺は罪悪感でいっぱいになった。
ごめん、ごめん。
爽平、痛い思いさせてごめんな。
『それと、脳にも異常があるかもしれません』
『どういうことですか?』
『頭部も強打したかあるいは脳への衝撃で、記憶を失っている可能性があります』
それって、記憶喪失……?
俺のことを、忘れてるかもしれないってことか?
『新平。一体何があったんだ』
父さんが眉間にしわを寄せて、俺に聞いてきた。
お願いだから、教えてくれ。
そう言っているように見えた父さんと母さんの表情に、俺は頭を下げた。



