『命に別状はありません』 手術を終え、医者が俺にそう伝えた。 その言葉に、俺は救われて、涙がこぼれた。 『しかし……』 『え?』 『新平!!爽平は……!?』 医者の言葉を遮るように、母さんがそう言いながらこちらに駆け寄る。 父さんと母さんが到着したんだ。 『命に別状はありません。……が、骨折や打撲が多く、すぐに歩くことはできないでしょう。当分の間、寝たきりの状態が続くと思います』