血だらけになった爽平。 意識がなく、爽平が持っていたボールは潰れていた。 『ごめん、爽平……』 爽平は、俺を止めていた。 ダメだと、やってはいけない、と何度も叫んでいた。 なのに俺は……っ。 ――救急車が到着し、意識不明の重体の爽平を運ぶ。 俺は爽平に付き添い、無事を願った。 ただただ、爽平の命に別状がないことを祈った。 神様、どうかお願いです。 爽平の笑顔を、また見せてください。