家の近くに結構広い公園があって、そこへ向かおうとする爽平。 しかし俺は足を止めたまま、ある一点を見つめていた。 『兄ちゃん?』 爽平は、俺が立ち止まったままだということに気づき、俺のもとへ駆け寄る。 『早く行こうよ!』 早く遊びたくて仕方がないといった顔で、爽平は俺を見る。 俺は、選択を誤ったんだ。 あのまま宿題をしていれば、あのまま爽平と一緒に公園へ行っていれば。 あんなことにはならなかったのに。