物陰を使って、小泉さんにバレないようにあとをつける。 どこに行くんだろう。 小泉さんが角を曲がった。 私も走って、角を曲がる。 ――ドンッ 「いたっ」 すると、誰かにぶつかってしまった。 後ろに倒れそうになった私を、ぶつかった相手が支えてくれた。 「す、すみませ……」 「大丈夫?雫ちゃん」 ぶつかった相手は、小泉さんだった。 もしかして、つけてたのバレてた……? 一気に顔が青ざめる。