昼食を食べ終え、軽い運動と称して、瀬戸川さんと一之江先生が闘っていた。
お互い、ただの運動と言っているが、どう見ても本気だ。
瀬戸川さんは、先代とやりあえることが嬉しいのか、生き生きとしている。
でも……さすがは、初代幹部の一之江先生。
動きにキレがあって、無駄がない。
瀬戸川さんの攻撃を、いともあっさりいなしている。
ガタッ。
椅子が動いた音が聞こえふと顔を向けると、小泉さんがどこかに行こうとしていた。
どこ行くのかな?
私は小泉さんが気になって、あとを追うようにこの場から離れた。
さっきの辛そうな表情と、家族の話がダメな理由がわからなくて、ずっとモヤモヤしている私。
私じゃ頼りにないかもしれないけど、役に立ちたい。



