獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~







「……雫、どうかしたのか?」



「な、なんでもない……」






藍島さんに、私は笑顔でそう言う。



曖昧なことを伝えても、心配をかけるだけだ。






でも、一体なんだったんだろう。


もうさっきまでのモヤモヤが消えてかけている。








「雫ちゃん?パンケーキ冷めちゃうわよ」



「は、はい」





パンケーキ食べないと。


ちょっと冷めてしまったパンケーキを一口サイズに切って、口にする。




うん、美味しい。


甘くて、美味しい。






一口食べ終えたときには、もう胸のざわめきはおさまっていた。