「実はね、陽がここの近くに温水プールを造ったの。それでね、利用したときの感想が知りたいからって、あたしに頼んできたんだけど……どう?」
陽って、高橋 陽【タカハシ ハル】さんのことだよね。
高橋陽さんは、一之江先生と同じ、神雷の初代幹部だった人。
「雫ちゃん、一緒に行かない?」
嬉色さんが、目をキラキラ輝かせながら私に聞いてきた。
「い、行かせていただきます……」
そんな嬉色さんの瞳を見たら、「行かない」なんて言えなくて。
私はそう答えた。
「ほんと!?
雫ちゃんが行くなら、あんたたちも来るよね?」
嬉色さんはニヤリと笑いながら、神雷五人を見る。
五人は、渋々頷いた。
プールなんて久し振り。楽しみだなぁ。



