獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~









――一週間後。



学校帰りに訪れたお父さんの病室。


しかしそこに、お父さんの姿はなかった。





『お父さん……!?』





どこに行ったの!?



僕は病院内を走って、お父さんを探した。


途中、何度も『走るな!』と注意されたけど、僕はその声を聞かずに走り続けた。







……屋上に探しに行くと、お父さんの姿があった。







『お父さん……』



よかった。いた。






けれど、すぐにいなくなった。