お医者さんの説明を聞いたあと、僕は、お父さんの病室を訪れた。 お父さんは、ボーッと窓の外の夜空を見ていた。 『お父さん!』 僕が元気よく、お父さんに声をかけた。 お父さんはゆっくりとこちらを見る。 すると、お父さんは目を丸くし、顔を歪ませた。 『来るな、来るな……!』 『え……?』 どうしてそんなこと言うの? なんでそんな怯えているの? 僕の幼い頭では、簡単に理解することはできなかった。