「なになにー?お客さん??」
またしても、横から人が出てきた。
栗色の猫っ毛で、茶色の瞳をした可愛らしい人。
女装すれば、女の子と間違えちゃうくらい可愛い……。
「あ、あの子って、今日からここに住む子ー?」
二階から手すりに寄りかかりながら、ニコニコと人懐っこそうな笑みを向けて、可愛らしい彼は言った。
フレンドリーな喋り方に、仲良くなれるかもと期待を寄せる。
今、私のことについて話してたのかな……?
それにしても、今日は人が少ないなぁ。
下っ端、みたいな人たちは、今日は欠席??
「雫……だったか。これからよろしくな」



