……あれ? 誰も、いないのかな? 「こんにちは……」 恐る恐る、もう一度声を出してみても、返事は一切なし。 騒ぎ声も、うるさい音も、何も聞こえてこない。 どうなってるの? 私のイメージでは、もう少しざわざわしてて、やんちゃしてるって感じだったんだけど。 「――誰だ、お前」 急に低い声が上から聞こえて、私はとっさに視線をあげる。 暗かった館内が、パッと明るくなった。