獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~








完全に夜に包まれた。


すっかり暗くなった空に、ところどころ星の輝きが見える。






「お前のせいでもう夜になっちまったじゃねぇか」







スーツの男はそう言いながら、郁人くんに腕を振り下ろす。



郁人くんは男の言葉を聞いて、目を丸くした。






「夜………」






聞こえるか聞こえないかくらいの郁人くんの小さな呟きを、私は聞き漏らすことなく拾った。



え?夜、って言ったよね郁人くん。







そういえば


私がさっき質問した言葉の中にも「夜」という単語があった。





やっぱり郁人くんは、夜が嫌い?