声なんてかけられるわけないだろう。


そう高をくくっていた私は、突然の声に驚いた。




身体が震える。


怖い。近づかないで。







「俺たちと一緒に、ゲームでもする?近くにゲーセンあるからさ」







ロリコンなのか、と言いたくなる。


子供だから、弱いと思ってるのかな。





「い、嫌です……」



「そんなこと言わずにさ、楽しいよ?
 あ、もしかして、怯えてる?大丈夫だよ、俺たち悪い奴じゃないからさ」





そう言っている時点で、いい人には見えないけど。






……ダメなんだよ。


今、私に近づいたら、暴走しちゃう。