獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~








「雫ちゃんはここにいて」



「え?」




「絶対、動いちゃダメだよ」







小さな郁人くんの声。



郁人くんひとりで、麻薬取り引きを止めるの?






「い、郁人く……!」






それはさすがに危ない。


私は郁人くんを止めようとした。

しかし、既に郁人くんは裏路地へと走っていた。





どうしよう。


私が出てもいいけど、そうしたらまた不審に思われてしまう。





もし私が裏路地に出たら、嫌でも戦闘に入らなければいけなくなるだろう。



そしたら私は、闘わなくてはいけない。