獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~








それに、“昔”の勘が働いている。



さっきの二人組、何かある。

私の脳が、そう言っている気がするんだ。








郁人くんはできるだけ気配を消しながら、二人組の男を尾行する。


しかし完全には消さないで、人に紛れることで、その分気配をうやむやにする。





やはり神雷の幹部ってだけあって、つけられていることを感じさせないテクニックを持っている。





可愛い見た目をしている郁人くんだが、れっきとした幹部だ。








二人組の男が、私たちがいたところのもうひとつ先の路地に入った。



そのまま奥に進み、薄暗い裏路地に行く。




いかにも何かありそうな、そんな危険な香りが漂う。










「何かあったら、雫ちゃんを守るから安心してね」