獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~









……やっぱり、郁人くんも感じたか。







「いいよ」



「あ、でも、ここから先は危険だから、雫ちゃんは先かえ……」





「私も行く」






私のはっきりとした口調に、郁人くんは何を言ってもダメだろうと思ったのであろう、呆れたようにニッと笑う。




「ちゃんとついてきてね」


「うん」







本当は、姫としての自覚があるのなら、素直に洋館に帰るべきなのであろう。


だけど私は、そんな自覚はまだ持っていない。






逆に、もっと知りたいという欲求があるんだ。