「――ここだよ」 「ここが、神雷の洋館……」 そして、これから住む、私の家…。 お化けでも出そうなくらい薄気味悪い見た目の洋館。 周りは人気がなく、たまり場に最適だ。 「皆いいやつだから」 「うん……」 博にはいい人かもね。 私に対しては、どうかわからないけど。 やっぱり嫌だなぁ。 独りでも、博の家の方がまだマシかもしれない。 でもせっかく博が、了承をとってくれたんだ。 嫌だなんて、言えない。 覚悟を、決めなきゃ。