獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~








――繁華街。




制服姿や会社帰りの社会人、家族連れ。


特に制服姿が多いな。




むせ返るほどの人ごみに、私はそんなことを思った。






「雫ちゃん、はぐれないでね?」



「う、うん」




「僕の服の裾、掴んでていいから」






私は郁人くんのすぐ後ろをついていくことにした。


郁人くんの言葉に甘えて、彼の服の裾を掴む。







「……っ、」



「郁人くん?」




「……行こっか」