獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~






いつの間にか階段のところに来ていた四人。



郁人くんは前に出て、私に笑顔で言った。




郁人くんの言葉のあとに、下っ端の人たちは「ようこそ」「可愛い子歓迎」「姫~」と、それぞれ思い思いの声を出す。






嬉しくて、びっくりして、泣きそうになった。







「これで雫は、れっきとした神雷の姫だな」





藍島さんは、私の頭をポンと優しく撫でながら言った。



まるで家族になったかのように、温かく歓迎してくれるんだなぁ。






「改めてよろしく、姫」






わざと私のことを「姫」と呼んで、藍島さんは私の横を通り過ぎた。



そして、幹部室へ入ってしまった。









どうしてかな。


さっき彼に撫でられた温もりが、消えずに残る。