獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~






「ほら、雫も準備して」


「え?」




「雫を神亀のたまり場の洋館に送ってから、空港向かうからさ」



「わ、わかった」




私は急いでフレンチトーストを食べ、準備を始めた。


もう少ししたら、博は外国に……。





「やっぱり寂しいな」









準備が終わって、私と博は家を出た。


覚えるのが得意な私は、神亀の洋館までの道を覚えながら、博の少し後ろを歩く。




すぐ近くにいた信頼出来る人が、いなくなる。



そう思うと、少し怖い。






私が頼りにしていた“光”が、なくなってしまうようで。


私一人だけが、闇の中迷子になってしまうかのようで。




胸が締め付けられた。