郁人くんだけは、ご機嫌そうな笑顔で。
私は恥ずかしさを隠すように、フレンチトーストを食べることに専念した。
私が朝食を食べ終えたことを確認した藍島さんは、ソファから立ち上がる。
「ついてこい」
藍島さんは一言そう命令して、幹部室の扉を開ける。
私は「ごちそうさまでした」と言ってから、藍島さんのあとを追った。
二階と一階をつなぐ階段。
階段のところで、藍島さんは立ち止まったので、私も立ち止まる。
一階のフロアには、約20人弱の人がいた。
カラフルな頭をしていて、見た目からヤンキーということがわかる。
これが、神雷の下っ端の人たち。
ガヤガヤとしているフロア。



