「タメ口でいいのに」 郁人くんはニコニコ笑いながら、「ねぇ?」と他の四人に聞く。 四人は、ほとんど同時に頷いて、私のことを見る。 タメ口、か。 「……わ、わかっ、た。今から、タメ口にしてみます……じゃなくて、みるね」 ぎこちないタメ口に、皆はクスリと笑う。 なんか、一気に距離感が縮まったみたいで、嬉しい。 今まで敬語使わないとかな、って思ってたから、仲良くなれたみたいでなんだかそわそわしちゃう。 「あ」 「?」 郁人くんの声に、私は反射的に顔を向ける。