そして私は、カチッとクリック。 すると、パスワードが勝手に打たれていき、ファイルが開かれた。 「今のどうやったの!?」 私の隣に座った郁人くんが、私の着ている服の袖をクイッと引っ張りながら、興味深そうに聞く。 私は口元に人差し指を添えて、 「秘密です」 と囁くように言った。 ファイルが開いて、新しいページが出てきた画面。 文章を書くソフトのページらしい。 そのページの一番上。 そこにちょうど見やすい文字のサイズで、文が書かれていた。