千間さんでも出てこなかった情報を、私なんかがつかめるのかな?
そう思いながらも、私は手を休めたりはしなかった。
でも、ちょっと変だったんだよね。昨日の集団。
私と話していた男なんて特に。
悪い人、という感じが一切しなかった。
逆に、私に助言してくれたりして、私を痛めつけたりなんてことはしてない。
そこらへんの悪党なんかじゃなくて、彼らは別の“何か”なんじゃないのかな。
ま、その“何か”がわからなくて、今調べているんだけど。
……ん?悪者では、ない……?
それなら、もしかして――。
私は思いついたことを、すぐ行動に移した。
手をさらに速く動かす。



