「瑛士、昨日の奴らの情報は掴めたか?」
足を組んで赤のソファに座っている藍島さんが、千間さんにそう聞いた。
藍島さんは、昨日の悔しさが心に残っているらしく、眉間にしわを寄せている。
「それが……全くつかめないんだ。あいつらの情報が」
「なに?」
「厳重にロックをかけてる……というか、そもそもあんな集団があることさえ、書かれていないんだ」
どういうこと?
全身黒で覆っていた昨日の男たち。
あんなに強い力を持っているから、すぐに情報は掴めると思っていたけど。
あの集団があることさえ、記録されていないって……
そんなことありえるの?



