獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~







博が前に総長を務めていた王雷は、神雷と同盟を結んでいた。



だからきっと、私が神雷のところに行くことを認めてくれたんだろうけど。





それは博に対しての敬意だ。


私が神雷のところにいさせてもらうことに、心から了承する人なんていない。




私がいても、場を凍らせてしまうだけだ。




私の過去を知れば、なおさら……。







「雫」



博の凛とした声に、ハッと我に返る。





「雫の悪い癖だよ、ネガティブになるの」


「……ごめん」






しょうがないじゃん。


そう言いたかったけど、私は口を閉じた。




私ってつまらないし、面白いことなんてひとつも言えないし、人見知り激しいから会話だって難しいし。





私にいいところなんて、何一つないんだもん。