「今日はこれで終わりにしよう」 「逃げんのか?」 「逃げる?馬鹿じゃねぇの? お前らを逃がしてやるんだよ」 顔も見えない男。 だけど私には、ゲームを楽しんでいるように見えた。 「は?俺らがそう言われて引くとでも……」 「竜!ダメだ。人数的にも、このままじゃ…っ」 藍島さんの言葉を遮って、小泉さんが三人の敵を相手しながら、悔しそうにそう言った。 やっぱり、全身黒の彼らは強い。 人数も多いし、実力も相当だ。 このままでは……神雷が負けてしまう。