獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~






言えない?


言わない、じゃなくて?





どうやらやはり、後ろにいる男はさっきまで話していた人だ。



この男の言葉は、いつも意味深で、私たちの心に疑問を抱かせる。










「どういうことだ?」



「まだ、始まったばかりだからな」




「何が?」





「全てが」








具体的には答えてくれないこの男に、藍島さんは目を細めて睨む。



けれど男は、どこか余裕で。

マスクの下から、小さな笑い声が聞こえた。





始まったばかりって、どういうことなのだろうか。