――パシッ 頭上から、何かを掴む音がした。 な、何? 何が起こってるの?? 私は恐る恐る振り向くと、後ろには全身黒の男がいた。 「お前、雫になにするつもりだった」 「さあ?」 あれ……この声は、さっき私と話していた人? 藍島さんが、私の方へ伸びた男の腕を掴んでいる。 「言え」 「言えねぇな~」