闘いのゴングは鳴らずとも 「行くぞ」の声も合図もなくても 静かに始まった、闘い。 タッと走り出す神雷五人。 五人だけじゃ相手にならないよ……。 見ただけでわかる。 全身黒のこの男たちも、相当なやり手。 喧嘩の強い人たち。 神雷が最強でも、こんなに多勢強い敵がいるんじゃ、さすがに……。 さっきグラウンドに来ていた敵とは、次元が違う。 私はハラハラしながら、神雷五人の姿を目で追いかけた。