「どうして雫ちゃんが姫だとわかった?」 いつも冷静な千間さんの声は、どこかピリピリしていて 私を心配してくれていたことが伝わってくる。 後ろからまた足音が聞こえて振り向くと、ぞろぞろと私の前に立つ男と同じ格好をした人が何十人も出てきた。 ざっと見たところ、20人はいる。 「理由は闘って勝たないと、教えてくれないみたいだね」 腕まくりをしながら、瞳を鋭くさせて言う小泉さん。 私のために、来てくれたの?本当に? どうして? 私のことなんて、どうでもいいんじゃないの?