獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~










「それはどうかな」



「え?」







男は、「よいしょ」とわざとらしく言いながら立ち上がった。




どうしてだろう。


この人のことを、本当に悪い人間だとは思えない。





どっちかっていうと………。








「肩書きだけ姫とする族があると思うか?どんな形であれ、姫となったなら、『守りたい』って気持ちが多かれ少なかれあったんじゃねぇの?」




「でもそれは、」









仕方がないとか、本当は嫌だけど…とか、そういう気持ちが入り混じっているものだ。


私への「守る」は、本当に守りたいからっていう気持ちは入っていない。