「おい、何してんだこんなとこで」 突然聞こえた声に、私は振り返る。 「……瀬戸川さん」 そこにいたのは、かすり傷ひとつない瀬戸川さんだった。 金髪を見て、一発で分かった。 もう喧嘩は終わったのかな? 「教室に戻ったんじゃねぇのか?」 いつでもどこでも、私と話すときは喧嘩腰なんだよね。 口調も、態度も。 女嫌いってだけある。