「雫……お前は一体……――」 何者なんだ、と藍島さんはそう言いたいようだが、私を見て驚いている。 私が突然現れたこと、ここに来たこと、そして…… 私から感じた殺意と強さ、に。 ……ごめんなさい。 答えられないの。 答えたくないの。 私は黙って、目を背けた。 守りたかった。ただそれだけ。