「! どうしてお前がここに……!!」 そう言ったのは、総長の藍島さんだ。 私はその問いには応えずに、男が持っているナイフが藍島さんに当たる前に、手刀でナイフを落とした。 「ナイフを人に向けてはいけない、って言われなかった?」 私は睨みながら、男に言う。 男は「ひぃっ」と声をあげ、顔を青ざめる。 あ。 やばいやばい。 殺気出しすぎたかも。 昔の癖が、今でも治っていない証拠だ。